D-Artsから「デュークモン」のレビューです。


世代・・・究極体
タイプ・・・聖騎士型
種族・・・ウィルス

ネットワークセキュリティの最高位に位置するロイヤルナイツの一員。
ウィルス属性でありながらネットの守護神という矛盾を内包した存在であり、万が一でもバランスが崩れると危険な存在にもなりうる。
騎士道を重んじ、主君に対しては忠義の士。
高純度のクロンデジゾイドを精製して造られた聖鎧を纏い、右手には聖槍グラム、左手には聖盾イージスを装備する。
必殺技は聖槍グラムから繰り出す強烈な一撃「ロイヤルセイバー」と、左腕の聖盾イージスからすべてを浄化するビームを放つ「ファイナル・エリシオン」。

アニメでは第3作テイマーズに登場。
主人公である松田啓人とパートナーのギルモンがマトリックスエボリューションで融合進化。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・聖槍グラム
・聖盾イージス
・イージス用腕部
・平手(左右各1)
・スタンド




プロポーションをグルリと。

スタイリッシュなプロポーションながら、腕も足もガッシリしていて力強さも兼ね備えた素晴らしいバランス。

マントを装着すると接地性の悪さもあってまともに立てません。






各所アップ。

全身がメタリック塗装でキレイな仕上がりに。
塗装精度も寄ってみても特に問題は無く満足です。

ただ目の作りがどう見ても失敗しているような。
正面から見ると完全に変な方向に視線が飛んでますね。



ベルゼブモンと並べて。

テイマーズでは確かデュークモンの方が大きかったイメージがあるので、このサイズ差は特に気にならないです。



オメガモンと並べて。

大体同じぐらいのサイズ。
デュークモンの方が全体的にガッシリしてますが。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

ボールジョイント接続。

大きな干渉は無いので問題なく動きます。



胴の可動。

腹部と腰部が二箇所ボールジョイント接続。

各関節の可動域が広いので、2つ合わせて非常に良く動きます。
胸のデジタルハザードマークの所は前屈に合わせて動くようになってます。



肩・腕の可動。

肩は根元が引き出し+前後スイング、上腕がボールジョイント接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の外側にボールジョイント接続。
引き出せるおかげで前方へは良く動くのですが、アーマーが思いっきり干渉して肩が上げにくいです。

肘は二重スイング。
干渉しているので二重でも90度ほどしか曲がりません。

手首はスイングジョイントでボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は軸接続、腿がボールジョイント接続。
根元の軸回転ですはオメガモンと違いクリックはありませんが、保持力は十分に確保されています。
開脚はオメガモン同様に腿のボールジョイントで行うのですが、干渉もあり全く開きません。
せめて腿回転ぐらいはと思ったのですが、それすらも見事な干渉で回せないという。

膝は二重スイング。

足首はボールジョイント接続。
踵とつま先がそれぞれボールジョイント接続。
いちおう赤い部分は別パーツになっているのですが、クリアランスが全く無いので可動域は最悪です。
特に横に全くと言っていいほど動いてくれないので、普通に立たせるだけでも接地しにくいという恐ろしいことに。


総評。
デザインの制限があるというのも分かるのですが、それにしても下半身が厳しすぎる。
とにかく股関節と足首のクリアランスの無さはどうにかならなかったものかと。
引き出せるようにしてクリアランスを確保できるような構造を導入するとか。
関節保持力が全てにおいて十分に確保されていたのは好印象。



足が長いので立て膝は厳しいです。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンドは背中に取り付けるのですが、マントの間に取り付ける形になるので、マントがかなり不恰好になってしまいます。

スタンドは魂STAGE act5タイプの物。



髪の毛は基部のボールジョイントと、中間部分のスイングで動きます。



マントはそれぞれ軸接続+スイング。



聖槍・グラム。

右手を取り外して直接差し込みます。

先端がめちゃめちゃ尖っているというわけではないですが、出来は本体同様に非常に良いです。



聖盾・イージス。

左前腕をイージス用の物に差し替え。
この交換が異常に固いという話を聞いてましたが、うちのはこの寒い時期でもそれほど理不尽な固さでは無かったです。

イージス自体はスイングジョイントで軸接続。
このおかげで手で持っているかのように角度の自由が利きます。
保持力も問題なし。

デジタルモンスターのデジ文字など非常にキレイな作りになっています。



フル装備。

グラムとイージスを持たせれば重心が前に来るので補助無しでも大分安定します。


以下、適当にポージング。









マントをなびかせるのは難しいですね。



野沢雅子VS高橋広樹。



ロイヤルナイツ見参。


以上、D-Artsのデュークモンのレビューでした。

デジモン展開終了かと思いきや、ベルゼブモンから1年以上経過して発売されたデュークモン。
シリーズ通りに造形面でのクオリティは非常に素晴らしい出来。
ただ今回もアクションフィギュアとしての可動面の作りこみの甘さが残念だなと。
デザイン上仕方が無いというのは十分に分かってはいるのですが、せめてもう少し作りこめなかったものかと。
まぁ立体化してくれただけで満足するべくなのかもしれませんが(笑


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