COMPOSITE Ver.Kaから「蜃気楼」のレビューです。


『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場するナイトメアフレーム。
主人公ルルーシュ・ランペルージの搭乗機。
ラクシャータが開発したゼロ(ルルーシュ)専用機。
電子解析装置「ドルイドシステム」をガウェインから転用し
格闘能力よりも情報解析能力に優れ、指揮官機としての色が強い。
ドルイドシステムを用いて機体の全周囲にエネルギーフィールドを展開する「絶対守護領域」、
胸部のプリズム状の液体金属で拡散させた粒子砲で広範囲の敵機を殲滅する「拡散構造相転移砲」と
攻撃・防御にも優れた武装を搭載している。
更にフォートレスモードへの変形機構も備え、陸海空と活動区域を選ばない汎用性も併せ持つ。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。




付属品一覧。

・フレイヤエリミネーター(非展開)
・フレイヤエリミネーター(展開)
・フレイヤエリミネーター用マウントパーツ
・スラッシュハーケン×2
・ランスロットアルビオン用ヴァリスマウントパーツ
・ルルーシュ
・持ち手(左右各1)
・平手A(左右各1)
・平手B(左右各1)
・絶対守護領域A×6
・絶対守護領域B×6
・絶対守護領域C×6
・ジョイントパーツA×18
・ジョイントパーツB×6
・ジョイントパーツC×2
・絶対守護領域用支柱×2
・絶対守護領域用リング×2
・スタンド一式




プロポーションをグルリと。

カトキアレンジによって黒の騎士団総司令ゼロ専用機というより
ブリタニア皇帝ルルーシュ専用機という感じの威厳のある雰囲気になってますね。

ちなみに素立ちはかなり不安定。








各所アップ。

頭部にクリアーパーツを使用。
羽の前後にもクリアーパーツを使用。
本体の黒部分はグロス感のある塗装。
金や銀部分はメタリック塗装。

公式写真やパケ写では金塗装はメッキのような色合いで写っているのですが
実際の製品では黄土色っぽい色になってしまっています。
あまりにも落差がありすぎてこればかりは「酷い」としか表現の仕様がありませんね。
黒部分はあえてテカリを抑えないことで豪華感を演出されていていいのですが。
塗装精度は白ラインにハミ出しが多い。

いつも通り全身にマーキングがありますが、今回は文字の印刷は見られません。




アルビオンと並べても遜色のないボリューム。

ROBOT魂版と並べると雰囲気大分変わってますね。
ただ色味だけで言えばROBOT魂の方が確実に上。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

頭部接続ボールジョイント。

可動域はかなり狭いです。
多少は動きますが、まともに動くのは回すだけ。



胴の可動。

胸下部前後スイング、腰部ボールジョイント。

変形機構の兼ね合いで反らせることは出来ますが、それ以外はかなり狭い。



肩・腕の可動。

肩アーマーがボールジョイント接続+上下スイング。
上腕は肩アーマー内部にボールジョイント接続+軸回転。
上腕が結構外れやすくイライラ。

肘は単純可動+前腕部可動の二重関節。

手首はボールジョイント。




下半身の可動。

股関節は軸上下スイング+ボールジョイント接続。
腿上げは特に制限なし。
変形機構で根元から外側へ開くのですが、ここの保持力が異常に弱い。
多少足を開き目に接地させると開いてしまうほど。
そもそもこういう変形構造の場合はロック機構が設けられているのが「常識」だと思うのですが。

膝は単純可動。
下側へ引き出せる構造になっています。
グッと押し込んだ状態で曲げると内部のハーケンと干渉して曲がり方が制限されます。
制限されるだけならまだしても多少の干渉で簡単にハーケンが取れてしまうからイライラ。
かといって引き出した状態だと保持力ユルユルと。

足の前の爪は基部がボールジョイント接続。
ROBOT魂版とは違い横へ振ることが出来ます。
爪は左右それぞれスイング。
爪上部のカバーはアレイ型の二重ボールジョイントで接続されています。
後ろの爪は左右それぞれスイング。
この後ろの爪の保持力が皆無で素立ちが恐ろしく難しくなってます。


総じて可動域自体はROBOT魂版よりも多少なりとも上がっていて
格闘戦を想定されていない蜃気楼にしては十分に動きます。
ただし「可動域」自体は良くても「間接保持力」があまりにも死にすぎていて本当にふざけているのかと。
上半身はまぁともかくとして下半身が接地すら困難なほどとは何事。


腿の制限が無いので立て膝は問題ないです。
股関節が開いたり膝曲がったりという問題はありますけどね(苦笑


以下、仕様や武装関係の紹介。



いつもの印刷済みスタンド同梱。
下半身ユルユルなので接地で飾っておくには必須。

スタンド接続部はコクピット下部と股の二箇所。




コクピットハッチは開閉可能。
ただしユルユルなので胴体が少しでも前に傾いていると勝手に閉じます(苦笑

同スケールの皇帝ルルーシュのフィギュアが付属。
まぁ・・・服装が服装だからルルーシュに見えます・・・よね?(笑

コクピットに乗せた感じに出来るみたいなのですが
まともに台座が合う場所が無いんですけど・・・。



ランドスピナーは展開可能。
後ろの爪が話にならないので展開時の恩恵はかなり大きいです。
タイヤは回ることは回りますがギチギチ。



胸部ハッチ開閉可能。
上は開きますが下は中途半端にしか開きません。

内部の液体金属はクリアー成型。
取り外しは出来ない模様。



腕部ハドロンショットはそのまま展開。



膝のスラッシュハーケンは差し替えで展開。
ワイヤーはリード線ですがあまり長くはありません。



フレイヤ・エリミネーター。

展開時と非展開時の2本付属。
中央部にはクリアパーツを使用。

別に蜃気楼が持つ物でもないのですが、いちおう両手の持ち手が付属してます。





絶対守護領域。

3種×6枚の計18枚付属。
連結ジョイントを使い繋げられますが
あまり何枚も繋げる想定で作られていなかったり、ジョイント自体も6個しかなかったりと微妙。

スタンドで飾る為の支柱とリングが付属。
エフェクトパーツはジョイントパーツでリングに取り付けていく形になります。

支柱は付属のスタンド以外にも魂STAGEに取り付け可能。
ただ付属スタンド以外だと根元が若干グラグラしますが。
エフェクトパーツ自体を3mm軸スタンドで個別に飾るなども可能。

余談ですがうちの撮影環境だとピンクが薄いですね(苦笑
本来はもう少し濃いピンクになってます。



別売のランスロット・アルビオン用のスーパーヴァリスのマウントパーツが付属してます。

スーパーヴァリスに取り付けて、本体背中の穴にマウント。
なるほどのあの意味不明な位置の穴はこれを想定したものだったのか。


以下、フォートレスモードの紹介。



コクピット下部を後ろへスライド。

股関節を基部から外側へ。
胸部から後ろへ90度折り畳む。

肩を90度上へ上げ、腕を折り畳む。
頭部を内部へ押し込む。

ふくらはぎにあるジョイントパーツを起こし、足を折り畳んでコクピット下部へジョイント接続。
爪を折り畳む。




フォートレスモード。

本体デザインだけではなく変形機構にも独自解釈を盛り込んだことにより
本来のフォートレスモードとはフォルムが変わってますね。

足はロックされているのでそれなりにカッチリしていますが
ROBOT魂版と違い腕はロックされません。




ROBOT魂版と比較。

本来のデザイン準拠のROBOT魂版は単に後方へ折り畳んだという感じでしたが
COMPOSITE版は変形らしい変形をしてますね。



スタンド接続はいちおう両方の穴が使えます。



フレイヤ・エリミネーターのマウントパーツは左肩に取り付けます。


以下、適当にポージング。










しかし絶対守護領域は飾るのにセンスいりますね。
上手いこと展開させるのが難しい。





無気力兄貴をやっつけろ(笑



COMPOSITE版の2機のデザインはかなり好みです。
主に活躍する終盤の雰囲気には合ってると思うんですよね。
もう1つの主役格の聖天とか出ないかな。


以上、COMPOSITEの蜃気楼のレビューでした。

今回はどうにも問題が多すぎましたねぇ。
まずパケ写詐欺すぎる金色の塗装。
店頭購入なら確認は出来るものの、そもそもどうしたらこんなことになってしまうのか。
デザインそのものは蜃気楼に非常にマッチしていて満足なので残念。
そして緩すぎる間接。
いくらなんでも自立が困難になるほどの間接の緩さは酷すぎる。
股関節にいたっては完全に設計段階での詰めの甘さが原因ですし。
まともに褒められるのはオリジナル変形のフォートレスモードと充実した付属品ですかね。
特に絶対守護領域や設定のみのハーケン、アルビオン用のマウントパーツと十分すぎるほどの満足です。

さてCOMPOSITE初の変形を盛り込んだ立体化でしたが
次のサイバスターが非常に心配となる結果になりましたよ(苦笑
変形機構や変形後のフォルムなんかはそう心配はしていないのですが
問題は変形機構を盛り込んだことによる人型形態の間接面。
蜃気楼と違いサイバスターは武器もあるしアクションもするわけですから、今回のような間接保持力だと正直辛い。
是非とも改善されていることを願います。


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