バンダイ 「1/60 アーバレスト Ver.IV」 レビューです。


『フルメタル・パニック!』に登場するアームスレイブ。
相良宗介の搭乗機。
M9をベースに開発された最新型の第3世代AS。
ミスリルが保有するASとしては、ブラックテクノロジーであるラムダ・ドライバを搭載した唯一の機体。
初めてアーバレストに搭乗した宗介に最適化され、彼以外にはラムダ・ドライバを発動することができない。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ボクサー57mm散弾砲
・AWS2000
・単分子カッター+鞘
・頭部マウント用対戦車ダガー
・武装用マウントパーツ
・交換用肩パーツ2種×2
・交換用背中パーツ×2
・平手(左右各1)




プロポーションをグルリと。

Invisible Victory版ということで、今までのアーバレストにはなかったようなモールド等が存在。
最近のバンダイの路線で、頭身高めのスタイリッシュなプロポーション。





各所アップ。

シール使用箇所は頭、腰。
関節に使われているポリキャップは、最近のガンプラHGシリーズに使われているPC-002になっています。



HGガンダムと。

1/60キットということで、HGシリーズよりは少し大きめ。
ガンプラでいうとPGと並べると同スケールですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前方引き出し、頭が2重ボールジョイント接続。

首のジョイントは最近のガンプラHGでは使われなくなりつつあるポリキャップのジョイントになっています。
個人的にはこのジョイントの方が融通が利くので好きなんですけどね。
全体的に干渉なく動き、上はかなり可動域が広い。

首の根元はコクピットハッチにもなっており、大きく開けます。
さすがに内部再現はありませんが。



胴の可動。

腹が前後スイング+ボールジョイント接続、腰がボールジョイント接続。

多種多様なアーバレストの立体物でも結構重視されている部分だけあり、このキットでも可動域が広いです。
回転はなんとか90度回せますが、注意しないと腰のシールがこすれてボロボロになります。



肩・腕の可動。

胸外側の装甲が前方引き出し、肩が前方引き出し+ボールジョイント接続、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーが上下スイング。
前にはかなり動きますが、上には90度上げるのは厳しい。

肘が2重スイング。

手首がボールジョイント接続。





下半身の可動。

股関節は軸が下方引き出し+軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
リアアーマーがスイング。
股関節軸の可動もあり、開脚も腿上げも優秀すぎるほど。

膝が2重スイング。

足首が前後スイング+左右スイング、足が前方スイング。
前後左右と可動域は広いのですが、足首を回す可動が存在しないのが少し残念。


総評。
フォーマット的には良く動く最近のガンプラHGシリーズの延長線上といった感じですね。



腿が上がるので立て膝は楽。


以下、ギミックや付属品の紹介。


スタンド接続は股に。



ラムダ・ドライバ発動状態の再現は、肩も背中も放熱板パーツにパーツを差し替える形。

肩にボリュームが出るので可動域が制限されてしまいます。



M1108 対戦車ダガー。

頭部マウント状態のみ付属。
頬の四角いパーツと差し替えるので、外した小さなパーツを紛失しないよう注意。
かなりボリュームがあるので、この状態だと首がほぼ回せなくなります。

手持ち用の対戦車ダガーはガーンズバックの方に付属。
ついでにワイヤーガンはマオ機の方のガーンズバックに付属。



グラーツ・マンリッヒャー AWS2000(LDWタイプ)

海老川兼武氏が書き起こしたオリジナル武装。
説明書には賀東招二氏の執筆した1ページ丸々使うほど濃い設定まで記載されています。
アーバレストに付属するのは追加パーツの無い本体のみのLDWタイプという物なので、ギミックは特になし。



ボクサー 57mm散弾砲。

フォアエンド、ストックが可動。
カートリッジは固定。

ジョイントパーツを用いてリアアーマーにマウント可能。
その際にはフォアエンドを手前に引いておかないと固定ができません。



GRAW-2 単分子カッター。

鞘は腿側面に直にマウントか、ボクサーと同じジョイントを用いてリアアーマーにマウントの2タイプ。
腿の方はリアアーマーと干渉するので少し動かしにくくなります。


以下、適当にポージング。













可動域がこれだけ広いと好きに遊べて楽しい。
対戦車ダガーは首の可動に影響が大きすぎるので、ポージング1つ分にしか使いませんでした。


以上、バンダイのアーバレストのレビューでした。

色んなメーカーからプラキットが発売されているアーバレストが、アニメ新シリーズ開始に伴いバンダイからも登場。
頭身の高めなプロポーションは、最近のバンダイらしいデザイン。
可動面はHGシリーズのフォーマットを使用しており、構造がシンプルで可動域もかなり広め。
武装は同時発売のガーンズバックに分かれているという、如何にもバンダイらしい売り方が少し残念なものの、
アーバレスト単体として足りていない訳ではなく、プレイバリューは十分。
現状Invisible Victory版のアーバレストは他に高額品のメタルビルドしか存在しないため、手頃に買える価格と扱いやすいサイズとして個人的には大満足の出来でした。


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)